彼岸花の草木染め【花茎・酸性・アルミ】|VDSL01-3

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庭に咲いた彼岸花(ひがんばな)で紐の草木染めをしました。煮出し後にクエン酸で酸性に傾け「赤」を強めたが、染液は赤くなるも色がしっかり入らない結果となった。相変わらず酸性抽出の相性が非常に悪い。どうしたらよいものか。通常版はVDSL01-1、アルカリ版はVDSL01-2を参照。

材料

紐/綿100% 8m(17g)
布ハギレ/綿100% 1枚
ディスポン(濃染液) 3~4mm
生ミョウバン 10g
クエン酸 5g
彼岸花(茎・花) 190g
中性洗剤
水切りネット

制作順序

下準備

植物の準備/彼岸花(ヒガンバナ)を用意する

今回は水1リットル:花びら190gとした。

生地を洗う

中性洗剤を入れた60℃くらいのお湯で洗う。

濃染の準備

綿100%なのでディスボンを使う。商品に書いてある通り、80~90℃の熱湯を用意して【熱湯1リットル:ディスポン3~4ml】を溶かす。15~20分入れて、時々動かす。

染液に入れるまで放置。

染料を煮出す

彼岸花(ヒガンバナ)を鍋1リットルの水に入れて火にかける。強火で蓋をしながら30分かけて煮出す。

30分経ったら、晒し布や細かい水切りネットなどで濾しながら水分だけに分ける。

染液を酸性に傾ける

煮出した染液に、クエン酸小さじ1(5g)を加えてpH7からpH3に傾ける。

生地を染液に入れる

ディスポン液から取り出し、布の水気を絞り、60℃程度の染液に入れる。

水洗い1回目

入らなかった染料を洗い流す。

媒染液をつくる

媒染は「常温」で大丈夫。目安は【生地100g:生ミョウバン10g:水:5リットル】
今回は紐17g:ミョウバン10g、水400mLとした。

媒染液に浸す

水洗い済みの生地を20分間浸し、取り出して絞る。

水洗い(2回目)

入らなかった媒染液を流す。

染液に入れる(2回目)

もし染液の温度が低くなっていたら、60℃程度まで上げる。1回目と同じように20分間入れる。

しっかり水洗い

最後に、しっかりと洗う。水の色が透明になるまで。

VDSL01-3の詳細情報

作品コード VDSL01-3
カテゴリ
  • 草木染め
  • 素材 ヒガンバナ(彼岸花)
    部位 枝、花びら
    生地タイプ 紐/綿100%、布ハギレ/綿100%
    媒染液 アルミ
    番液 1番液
    染液pH値 3
    抽出方法 煮出し後に酸性抽出
    抽出内容 クエン酸小さじ1(5g)
    比率 煮出し/水2リットル:花・茎190g
    媒染液/生ミョウバン10g:水400mL
    タグ

    環境情報

    実施日 2023年09月30日
    気温 22℃
    湿度 56%

    カラー情報

    C
    0
    M
    5
    Y
    0
    K
    10
    RGB
    #eee8eb

    CMYK/RGB値は目安です。DICグラフィックス「カラーチャート」を用いて、肉眼で判断した【近似色】となります。